皆様こんにちは!丹後の湯宿ゑびすやでございます。
お待たせしている客室のリニューアル工事も順調に進んでいます。
壁のクロス選び 洗面台の陶器 ベッド選び等々
たくさんある種類の中から選ぶのは大変ですが
インテリアデザイナーの方と選びながら進んでおります。
とってもおしゃれなデザイナーの方なので
どんなお部屋になるか 私も楽しみです。
リニューアル中のお部屋をちょこっと撮影
最近は朝夕がめっきりと肌寒くなってきましたね。
いよいよ紅葉の季節を迎えます。
ゑびすやの周辺の山々も木々も少しずつ色付き始めました。
「日本の秋」は心和む季節です。
「橘の木」とちょっと歴史のお話
少しずつ色付き始めたなかで
ひときわ新緑の木があります。
黄色い可愛い実をつけた「橘の木」です。
木津の地名は この橘が由来でついた地名です。
橘の実は柑橘系で 柑橘の「きつ」が木津となりました。
この木津の地域は「日本書紀」にも記されています。
「丹後王国」という言葉通り 歴史のある土地なのです。
当時 丹後を納めていた但馬の守が 垂仁天皇の命を受け
常世の国(今の中国)に不老長寿のみ(橘の実)をもらいに
この木津から船出しました。
ゑびすやの玄関から正面に見える橋の名前が「舟付橋」と言い
当時の様子が伺えます。
ここから中国に渡り 何十年という月日をかけて帰って来ました。
橘の実が日本に初めて着いたのも木津なのであります。
歴史好きの方には たまらない話ですよね。
詳しくはゑびすやの大浴場にご説明がありますので
ご覧いただければ幸いです。
橘の木は以前は各家の庭にありましたが
今は見かける事はありません。
ゑびすやにも1本だけあります。
橘の実は柚子のような酢橘のような形ですが
茎に刺があるのが特徴です。
私も食べた事はないのですが
話を聞いたところではとんでもなく苦くて酸っぱいとか・・・
とても食べられるものではないそうです。
不老長寿と言われるほどですから
ビタミンたっぷりの体に良い実であることは確かのようですね。
橘の実は紅葉が始まる季節にしか見ることができませんので
ゑびすやにお越の際は どこにあるか探してみてくださいね。